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がんゲノム医療

1. がんゲノム医療とは

 がんゲノム医療とは、患者さん一人ひとりの遺伝子情報に基づき、より適した治療薬を選択する次世代のがん個別化治療の1つです。すでに、大腸がんや乳がんなどの一部のがんでは、がん遺伝子検査を基に治療選択が行われていますが、がんゲノム医療は標準治療がないまたは終了している場合に次の治療方針を探る選択に役立ちます。

2. がんゲノム医療連携病院

 がんゲノム医療は、がんゲノム医療中核拠点病院(全国11箇所)を中心に、がんゲノム医療連携病院(全国156箇所)と連携をして行われます(平成31年4月1日現在)。大垣市民病院も厚生労働省からがんゲノム医療連携病院として指定され、名古屋大学医学部附属病院と連携し、「がんゲノム医療」を開始します。

3.がんゲノム外来一覧

診療科曜日時間
呼吸器内科 第3水曜日 15:00-
消化器内科 第2金曜日 15:00-
循環器内科 第4金曜日 14:30-
小児科 第1火曜日 14:30-
外科 第2月曜日 14:00-
産婦人科 第4金曜日 14:00-
泌尿器科 第4月曜日 15:00-
頭頚部・耳鼻いんこう科 第1水曜日 15:00-
歯科口腔外科 第1木曜日 14:30-

4.受診方法

 がんゲノム外来は全て事前予約となります。

5. 検査方法

遺伝子パネル検査

 手術などで採取されたがんの組織を用いて、1回の検査で100以上のがんに関連する遺伝子を解析し、その遺伝子変異に対して効果が期待できる抗がん薬の検討を行います。薬がある場合には、臨床試験なども含めて、その薬の使用を検討します。2019年6月より、がん遺伝子パネル検査が保険診療で受けられます。当院では、以下の検査を行います。

① OncoGuideTM NCCオンコパネル システム(114のがん関連遺伝子・12の融合遺伝子を調べます)

② FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル(324のがん関連遺伝子を調べます)

6. 遺伝子検査の注意点

① 検査の対象となる患者さん

 がんゲノム医療は、全身状態がたもたれている以下の様な患者さんが対象となります。

1) 標準治療が終了している固形がん

2) 標準治療がない希少がん

3) 原発不明がん

② 遺伝子検査結果に基づく治療

1) 検査を行って、遺伝子変異が見つかった場合は、臨床試験を含めて新規治療方法を検索します。

2) 検査を行っても、遺伝子変異は約半数しか見つかりません。また、遺伝子変異が見つかっても、新たな治療方法に結びつくのは、最終的に約10%程度です。

③ 二次的所見(遺伝性のがんなどの発見)

 多数の遺伝子を調べるため、がんになりやすい遺伝子を持っていることがわかる場合があります。この場合、将来がんに罹患する不安や子供、孫などご家族に対しての不安も生じる可能性があります。本来調べたいがん以外(遺伝性のがんなど)は、たとえ見つかったとしても結果を聞かなくても構いません。ご心配なことがあれば、遺伝カウンセリングを受けることも可能です。

7. ゲノム医療センター開設

 がんゲノム医療連携病院認定に伴い、大垣市民病院において「ゲノム医療センター」を開設しました。

8.受診・検査費用

 2019年6月より、がんゲノム外来受診、がん遺伝子パネル検査は保険診療で受けられます。

問い合わせ先

大垣市民病院 地域医療連携部(がん相談支援センター)

受付時間:月曜日〜金曜日(8:30〜17:15)

TEL:0584-81-3341(内線 6186)