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外来調剤・入院調剤

外来調剤・入院調剤の概要

 当院で処方された薬は、外来患者さんは「外来調剤室」にて、入院患者さんには「入院調剤室」にて調剤を行っています。1日平均の外来処方箋枚数は約800枚、入院処方箋枚数は約360枚です。
 外来調剤室では、調剤支援システムによる投与日数、用法・用量、併用禁忌、重複投薬などのチェックを行っています。また、処方箋に表示された臨床検査値に応じて腎・肝機能等に対する投与量のチェックを行っています。入院調剤室では病棟担当薬剤師と連携しながら患者さんの病態に即した薬の適正使用に努めています。このように、私達は患者さんが安全に薬物療法を受けられ、最大限の効果が期待できるように心がけて調剤を行っております。
 薬剤師でなくても行える補助業務などは薬剤助手に移管し、薬剤師業務の軽減に取り組むことで通院治療センターや病棟薬剤師業務などの充実を図っています。また、薬剤助手へのタスクシフトにより薬の待ち時間の短縮が可能になりました。

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写真 外来患者さん向け投薬窓口

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写真 外来調剤室

散薬監査システム・ピッキングサポートシステムによる安全対策

 調剤室における問題点を分析し医療安全に取り組んでいます。2015年には、ピッキングサポートシステムを導入し、処方箋の患者情報と薬品のバーコードを監査時に照合することにより調剤過誤の防止をはかりました。その結果、調剤過誤は減少しました(多賀小枝子ほか、日本病院薬剤師会雑誌、54:416-420, 2018)。また、散薬調剤時には、散薬監査システムを利用し調剤過誤の防止と効率化を図っています。

gairai4.jpg写真 ピッキングサポートシステムを用いた監査

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写真 散薬監査システムによる散薬調剤

服薬指導

 外来服薬指導室においては、抗がん薬(約200/月)や麻薬(約20/月)の服薬指導、吸入薬(約25/月)についての吸入指導を行っています。

gairai5.jpg写真 患者さんへの吸入指導