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2018年5月7日から‟脳卒中"休日夜間勤務体制を開始しました

2018年05月15日 トピックス

 これまでの内科系,外科系医師による休日夜間勤務に加え,脳神経外科、神経内科,救命救急科のスタッフ13名で脳卒中休日夜間勤務体制を構築しました。今後は院内の医師が24時間切れ目なく脳卒中診療に対応いたします.

 これは高血圧,糖尿病などの疾患の増加に伴い脳卒中が増加しているためです.また,心房細動,うっ血性心不全,慢性腎不全などが脳梗塞の危険因子と言われています.脳卒中急性期においてはできるだけ早期に診断し,かつ適切な治療を行なうことが予後を改善し後遺症(麻痺などの神経症状)を減少させます.専門家による脳卒中診療により,これまでより迅速な対応が可能となり,rt-PA静注療法(注,参照)を始めとする血栓溶解療法、血管内治療(機械的に血栓を除去)、開頭手術(圧迫症状があるものに対して減圧を行う)の全てに専門医が対応します.

 注:症状が出現して4時間30分以内にrt-PA(アルテプラーゼ)を0.6mg/kg点滴します。この薬の副作用は出血性脳梗塞です。血流が再開通することで弱くなった血管壁が破れて出血が起こることがありますが,十分適応を考慮して施行しています。