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「早期離床・リハビリテーション加算」が新たに設けられました

2018年03月20日 トピックス

 
平成30年度の診療報酬改定により、特定集中治療室管理料について「早期離床・リハビリテーション加算」が新たに設けられました。これは、集中治療室に入室後早期から離床などの必要な取り組みが行われた場合に、室料に一定の加算が認められるもので、具体的には、多職種からなるチームを設置し、連携して早期離床・リハビリテーションの実施に関わる計画を作成し実施することが求められています。これにより、人工呼吸器からの早期の離脱、重篤な筋力低下の出現の防止と早期回復、せん妄などの精神障害の予防と緩和、退院後の生活の質の向上などの効果が期待されます。
 当院では、2007年度より既に集中治療室にリハビリテーションチームを設置し、これまで9000名を超える方々に早期離床・リハビリテーションを実施してきています。その実績を踏まえて、2年前に日本集中治療医学会、日本心臓リハビリテーション学会の支援の下に、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会を通して、早期離床・リハビリテーション加算の制定を申請しました。今回、制度として具体化されたことは、当院での取り組みが高く評価された証しであると考えています。