H31年度初期臨床研修プログラム
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-49- ・心電図(負荷心電図)判読、Bx-p読影 → カンファレンスでの指導 ・心臓超音波読影及び実施 → 上級医の指導 ・全身状態及び血液データから必要な輸液内容・量を判断調整する  → カンファレンス及び上級医の指導 <知識>・冠動脈の解剖、心臓の解剖と生理機能の理解、大動脈・末梢血管の解剖、栄養学、心腔内圧・肺動脈内圧の理解、前負荷・後負荷力と各病態における血行動態の理解、各種血管作動薬の薬理作用、利尿剤の使い方  → カンファレンス・血管造影室での指導<扱うcommon disease> ・各種原因による心不全、胸痛症、心房細動 上記が経験できるように、共観医として受け持つ症例を配慮する<問診聴取> 共観医としての受け持ち患者及び外来研修で研修<身体的診察> 共観医としての受け持ち患者及び外来研修で研修<X線や検査所見の解釈> カンファレンスでの口頭試問<カルテ記載> 共観医としての受け持ち患者及び外来研修で研修<超音波に関する研修> 共観医として受け持つ入院患者で研修Ⅷ.循環器内科の紹介 患者層の高齢化および動脈硬化性疾患を促進するような生活習慣の普遍化に伴い循環器内科の入院、外来(救急患者も含む)患者数は、年々増加の一途を辿っています。主要疾患は1心筋梗塞、狭心症、無痛性虚血性心臓病等の虚血性疾患2下肢動脈、腎動脈、頸動脈などの閉塞性の動脈硬化性疾患3胸、腹部大動脈瘤4心不全(急性型、慢性型の急性増悪、虚血性、非虚血性)5各種不整脈などありますが、その周辺にある、いわゆる生活習慣病(高血圧、脂質異常症、メタボリック症候群など)の指導管理も当科の重要な担当領域です。これら全ての分野におけるアップデートでEBMに基づいた世界基準の診断と治療を提供することを目標に、チーム医療として循環器内科は運営されています。当科をまわる研修医も同じ意識でチームの一員として、医療に参加していただきますが、残念ながら初期研修では、自分の判断のみで治療方針を決定しそれを実行するこ

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