H31年度初期臨床研修プログラム
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-44-【知識(解剖、治療薬の薬理作用など)】知識(解剖、治療薬)研修方法肺区域・亜区域■いずれも、副主治医として診療を担当する入院患者を中心に、これら所見・薬剤・状態を研修する。無気肺・胸水アスピリン喘息感染症法(結核管理)在宅酸素療法(身障)酸素去痰剤吸入ステロイド剤全身ステロイド投与気管支拡張剤β刺激剤抗コリン剤テオフィリン剤抗菌剤②Common diseaseと③その研修・実証方法■肺炎・喘息・COPD・気胸・胸膜炎・睡眠時無呼吸症候群については呼吸器内科におけるcommon diseaseと考えており、必ず経験させるために、副主治医として患者を担当させている。  上記疾患以外に、肺癌・結核・器質化肺炎・好酸球性肺炎・特発性縦隔気腫・肺血栓塞栓症・気管支拡張症の喀血症例などを経験することになる。■これら患者管理を通して、結核患者に関する感染症法に基づいた書類記載・在宅酸素療法患者の身体障害者申請書類記載などに関しても研修ができる。  概ね20~30名までの患者を副主治医として管理することになり、研修評価時に患者リストを作成し、研修医本人に渡している。④研修方法■外来初診の病歴聴取において呼吸器科初診問診用シートを使用することで必須問診項目を確認できる。  入院患者を副主治医として担当することで、身体所見、X線検査、カルテ記載などについて研修ができる体制となっている。⑤死亡診断書の記載に関する研修■研修医が担当した患者が死亡した場合、上級医とともに死亡診断をした場合のみ記載させている。  当院の死亡診断書控えに上級医指導の下で内容記載を行い、上級医が問題の無いことを確認後、研修医に正式な死亡診断書を記載させる。  上級医が記載事項を再確認した後、研修医とともに遺族に死亡診断書を見せつつ記載内容を説明。剖検の意思を最終確認し、希望があれば剖検を施行。  剖検を希望されなければ、その旨追記して遺族と最終確認をした上で回収。看護師の手で封

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