H30年度初期臨床研修プログラム
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-72-療法や投薬および注射薬の処方が適切にできる。緊急時の対応も迅速にでき、CCU・救命センター入室患者の管理ができる。 以下の特殊治療については介助につくことができる。1.PCI、PPI、CAS、EVAR、TVAR 各治療法の適応およびその手技を理解する。2.カテーテルアブレーション カテーテルアブレーションの適応となる不整脈の種類とそのメカニズムを理解する。3.ペースメーカー、CRTD、CRTP、ICD 各デバイスの特徴と適応を理解し、植え込み手技を理解する。Ⅲ.方略①病棟研修1)循環器指導医のもと、入院患者を共観医として担当する。2)指導医のもとで、心電図・ホルター心電図・胸腹部X-P・心エコー・CT・MRI・心筋シンチなどを読影する。3)指導医のもとで、心臓カテーテル検査・冠動脈および末梢血管インターベンション治療・カテーテルアブレーション治療・ペースメーカー等デバイス植込み手術に参加し、介助する。4)指導医のもとで、心臓リハビリテーションに携わる。5)症例検討会で積極的に討議する。②救急研修1)指導医のもとで、救急患者の診療に初期対応する。③シンチ・MDCT読影会、PCI予習会、胸部外科との合同検討会、抄読会に参加し、積極的に討議する。④外来研修 1)週に一度程度、指導医のもと外来新患患者の診療に参加する。 2)お薬外来を担当し、循環器領域における使用薬剤の種類、作用機序などを理解する。Ⅳ.経験すべき疾患または経験しなくても十分な知識を習得する必要のある循環器疾患<プライマリケアとして>①下記の頻度の高い症状 胸痛、動悸、めまい、失神、浮腫、呼吸困難②心不全:急性心不全、慢性心不全③ショック:心原性、出血性、細菌性など④虚血性心疾患:急性心筋梗塞、労作性狭心症、冠攣縮性狭心症⑤不整脈:期外収縮(上室性、心室性)、心房粗細動、洞不全症候群、房室ブロック、頻脈(上室性、心室性)、WPW症候群、アダムスストークス症候群など

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