H30年度初期臨床研修プログラム
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-52- 1)脳卒中ガイドラインなど 2)経験すべき疾患の概念・診断・治療 3)中枢神経薬物の効能・副作用・使用方法Ⅳ.経験すべき疾患<プライマリケアとして> ①脳血管障害(脳梗塞) ②認知症 アルツハイマー病、血管性認知症など ③神経変性疾患 パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症 ④中枢神経感染症 脳炎、髄膜炎など ⑤てんかん、頭痛Ⅴ.評価①担当した入院患者の疾患・症例、経験すべき症状への対応-自己記録・レポート②経験した手技-自己記録③その他-観察記録Ⅵ.週間予定表月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日始業前午 前入院診療入院診療入院診療入院診療所属長回診午 後頭部CT読影頭部CT読影頭部CT読影頭部CT読影頭部CT読影時間外症例検討会Ⅶ.神経内科の紹介 神経内科は約30年以上前から、旧内科の一部門として脳卒中を中心として診療を始めた長い歴史があり、平成16年4月からは、「神経内科」として独立いたしました。現在、入院病床数は44床で、外来診察は、1日に2つの診察室にて行っています。 日本神経学会准教育施設となっており、神経内科のスタッフは、三輪茂(平成元年卒)、山下史匡(平成11年卒)、堀紀生(平成11年卒)ら4名で、前者3名は日本神経学会専門医、指導医です。 神経内科年間平均入院患者は約500人以上で、脳梗塞は約300人程度で多くを占めています。脳梗塞に関しては、CT、MRI等使用して診断し、脳卒中ガイドラインに基づき病型に応じた薬剤療法を行い、適応症例に関しては超急性期治療として経静脈的血栓溶解療法を施行しています。脳梗塞以外は、脳炎・髄膜炎等の感染性疾患、てんかん性疾患、多発性硬化症などの脱髄性疾患、重症筋無力症、パーキンソン病、パーキンソン症候群、脊髄小脳変性症等の神経変性疾患、末梢

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