H30年度初期臨床研修プログラム
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-233-吸痰■誤嚥性肺炎・呼吸不全・気胸・胸膜炎・膿胸などの患者管理において、これら手技を必要とする症例を通じて研修する。■1年目・2年目通じて、気管支鏡検査の準備をdutyとしているが、研修終了までに、必ず1例は気管支鏡検査を経験できる様にしている。酸素投与胸腔穿刺排液トロッカーカテーテル挿入Vision装着気道確保挿管挿管患者の気管支鏡下吸痰PSG■睡眠時無呼吸症候群の診断のために、PSG入院となった患者の副主治医として検査方法とともに疾患について研修する。【知識(解剖、治療薬の薬理作用など)】知識(解剖、治療薬)②研修方法肺区域・亜区域■いずれも、副主治医として診療を担当する入院患者を中心に、これら所見・薬剤・状態を研修する。③Common diseaseと④その研修・実証方法■肺炎・喘息・COPD・気胸・胸膜炎・睡眠時無呼吸症候群については呼吸器内科におけるcommon diseaseと考えており、必ず経験させるために、副主治医として患者を担当させている。 上記疾患以外に、肺癌・結核・器質化肺炎・好酸球性肺炎・特発性縦隔気腫・肺血栓塞栓症・気管支拡張症の喀血症例などを経験することになる。■これら患者管理を通して、結核患者に関する感染症法に基づいた書類記載・在宅酸素療法患者の身体障害者申請書類記載などに関しても研修ができる。 概ね20~30名までの患者を副主治医として管理することになり、研修評価時に患者リストを作成し、研修医本人に渡している。無気肺・胸水アスピリン喘息感染症法(結核管理)在宅酸素療法(身障)酸素去痰剤吸入ステロイド剤全身ステロイド投与気管支拡張剤β刺激剤抗コリン剤テオフィリン剤抗菌剤⑤研修方法<問診聴取><身体的診察><X線や検査所見の解釈><カルテ記載>:既述■外来初診の病歴聴取において呼吸器科初診問診用シートを使用することで必須問診項目を確認できる。 入院患者を副主治医として担当することで、身体所見、X線検査、カルテ記載などについて研修ができる体制となっている。

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