H30年度初期臨床研修プログラム
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-197-ビリテーション科、透析センターを中心に、一般病棟3棟88床(障害者施設等の1病棟を含む)療養病棟1棟49床計129床を有する地域の中核病院として2次医療を担っています。 病院に隣接して関ヶ原町国保保健福祉総合施設「やすらぎ」があります。1階は、訪問看護ステーション、訪問介護ステーション、デイサービスセンターなどの介護関係の部門があり、2階には健康増進センター、地域包括支援センター等の保健福祉関連の部門が揃っています。 病院と、「やすらぎ」が連携を取りながら、地域包括医療・ケアを実践しており、まさに地域医療を研修される先生方にとっては、急性期から慢性期まで継続的な治療を研修していただけるのではないかと思っています。常勤医師は8名と少ない人数ですが、各科が協力しながら献身的に医療を行っているのも見ていただけるのではないかと思います。病院の雰囲気はアットホーム的です。コメディカルのスタッフも医師によく協力してくれています。 情報の共有化を図るため、平成20年3月より電子カルテシステムを導入しました。PACSもあり医療画像も一括管理しています。心電図などの生理検査も電子カルテで閲覧できペーパーレスに近い運用となっています。 研修先を選択するにあたって、以下の研修医には、当院での研修は特に有用ではないかと思っています。1.地域包括医療・ケアの実践病院。上述したように、保健・医療・介護(福祉)が、連携しており、包括・医療ケアの概念を理解したいと思う研修医。2.小児科の発達障害に対するリハビリを積極的に展開。幼稚園・小学校からの講演依頼多数あり。発達障害に興味のある小児科もしくは精神科希望の研修医。3.内科は、大多数が消化器の専門医であり、消化器系の検査も多く行っています。内視鏡、腹部エコーを経験したいと思っている研修医。 「鉄は熱いうちに打て」との諺がありますが、感性豊かな時期に地域医療を経験されることは、将来必ず役に立つものと確信しております。Ⅷ.指導責任者瀬古  章(病院長)指導医資格保持者瀬古  章(内科)、松尾  篤(外科)、桐井 宏和(内科)、高野 幸彦(内科)Ⅸ.EPOC該当項目研修の評価(行動目標)1.患者―医師関係1)患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。○2)医師、患者・家族がともに納得できる医療を行うためのインフォームドコンセントが実施できる。○3)守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。○

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