H30年度初期臨床研修プログラム
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-170-5.症例呈示1)症例呈示と討論ができる。○毎朝の症例呈示が要領よくできる。2)臨床症例に関するカンファレンスや学術集会に参加する。○前日の症例呈示と麻酔の反省会などで問題点を明確にした討論を行うことができる。6.医療の社会性1)保健医療法規・制度を理解し、適切に行動できる。×2)医療保険、公費負担医療を理解し、適切に診療できる。×3)医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる。×4)医薬品や医療器具による健康被害の発生防止について理解し、適切に行動できる。×研修の評価(経験目標)1.医療面接1)医療面接におけるコミュニケーションの持つ意義を理解し、コミュニケーションスキルを身に付け、患者の解釈モデル、受診動機、受療行動を理解できる。×2)患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴取と記録ができる。○上記項目を前提に病歴の聴取を行い、電子カルテに記載し問題点を整理できる。3)患者・家族への適切な指示、指導ができる。○麻酔の説明を家族同席のもとに行い、術前の絶飲食の必要性、術後の排痰促進、肺塞栓の予防のための処置などを指導できる。2.基本的な身体診察法1)全身の診察(バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節の診察を含む)ができ、記載できる。○安全な麻酔に関連する身体的特徴を漏れなく把握できる(肥満、骨格の変形、麻痺など)。疾患の重症度の把握ができる。2)頭頸部の診察(眼瞼・結膜、眼底、外耳道、鼻腔口腔、咽頭の観察、甲状腺の診察を含む)ができ、記載できる。○挿管困難の客観的指標を用いて困難度を予測することができる。3)胸部の診察(乳房の診察を含む)ができ、記載できる。○胸郭の変形、呼吸パターンの観察ができる。胸部聴診ができる。4)腹部の診察(直腸診を含む)ができ、記載できる。×5)泌尿・生殖器の診察(産婦人科的診察を含む)ができ、記載できる。×6)骨・関節・筋肉系の診察ができ、記載できる。○脊椎の変形、特に頸椎の可動性を把握できる。7)神経学的診察ができ、記載できる。○麻痺の有無を把握できる。8)小児の診察(生理的所見と病的所見の鑑別を含む)ができ、記載できる。○特に咽頭所見、胸部聴診などで、気道感染症の有無について評価できる。9)精神面の診察ができ、記載できる。○患者の不安についての認識ができる。3.基本的な臨床検査1)一般尿検査(尿沈渣顕微鏡検査を含む)○術前評価として、腎機能障害や尿路感染症の有無が把握できる。

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