H30年度初期臨床研修プログラム
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-166-Ⅲ.方略①指導医と症例を検討する前に、自ら麻酔計画を詳細に立案し電子カルテに入力する。②担当した症例で学んだことを手順としてまとめたうえ、資料として残す。③抄読会に積極的に参加する。自ら文献を選び、プレゼンテーションを行う。④毎朝行われる当日症例の呈示では、症例の要点を簡潔に説明し、問題点を明確にするよう努める。⑤毎夕行われる振り返りでは、術前の問題点に関連づけて麻酔経過について説明し、今後の改善点を呈示する。⑥毎日の症例を担当する中で、疑問点の抽出と関連する文献の検索、そしてエビデンスの質の評価といった基本的な作業を行えるようにする。Ⅳ.経験すべき疾患 なしⅤ.評価①病歴の聴取や現症、理学的所見、検査所見の評価ができる。(A;電子カルテ「術前診察記録」に不足無く記載できている。B;不十分なところがある。) -観察記録②挿管困難を予測できる。(A;臨床的指標を用いて挿管困難を予測できる。B;明らかな挿管困難を見逃した。) -観察記録および挿管困難の指標を列挙できるかどうか口頭試験③麻酔を施行する観点から術前の問題点を整理できる。(A;朝の症例呈示が問題点を整理してできる。B;補助が必要)-観察記録④各種の麻酔方法の特徴を理解したうえで、患者の問題点に基づき最も良い麻酔方法を選択できる。(A;具体的な麻酔方法について電子カルテ「術前診察記録」に整理して記載できている。 B;補助が必要)-観察記録⑤麻酔方法とリスクについて患者に説明できる。(A;麻酔方法やリスクを含んだ同意書の記載・読込みができている。B;補助が必要) -観察記録⑥麻酔器の構造、操作方法、安全機構について理解できる。(A;上記を口頭で説明できる。B;補助が必要)-口頭試験、観察記録⑦麻酔器や挿管用具、モニターの準備点検ができる。(A;点検リストに従った点検ができる。B;補助が必要)-観察記録⑧マスク換気、気管挿管、ラリンゲルマスク挿入、エアウェイの使用などの気道確保ができる。 (症例リストの記載を参考にする)

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