H30年度初期臨床研修プログラム
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-155- 頭頸部・耳鼻いんこう科研修カリキュラム Ⅰ.プログラムの一般目標(GIO) 耳鼻咽喉科医として基本的診療の知識・技能・態度、および緊急患者の初期診療、慢性疾患・高齢患者・末期患者の管理の修得をする。チーム医療において、他の医療メンバーと協調し協力する習慣を身に付ける。Ⅱ.行動目標(SBOs)①適切な問診、耳鼻咽喉所見、頸部所見をとることができる。②局所所見より全身疾患との関連を把握することができる。③局所所見より聴力障害が推測できる。④局所所見より腫瘍の存在が推察できる。⑤耳鏡、鼻鏡を正確に操作し所見がとれる。⑥鼻咽喉頭ファイバースコープを操作し所見がとれる。⑦標準純音聴力検査、ティンパノメトリー、語音聴力検査、自記オージオ検査を理解し、異常の有無を判断できる。⑧平衡機能検査、顔面神経の検査を理解し、異常の有無を判断できる。⑨嗅覚検査、味覚検査を理解し、異常の有無を判断できる。⑩単純X線撮影、食道造影、CT、MRI、シンチグラム、超音波エコー検査を理解し、異常の有無を判断できる。⑪穿刺吸引細胞診検査を実践できる。⑫局所麻酔、静脈麻酔が適正に使用できる。⑬指導医の下、下記手術の術者ができる。(鼓膜切開術、鼻出血止血術、鼻骨骨折整復術、鼻粘膜焼灼術、内視鏡下上顎洞篩骨洞根本手術、術後性上顎洞嚢胞摘出術、扁桃周囲膿瘍切開術、口蓋扁桃摘出術、アデノイド切開術、声帯ポリープ切除術)⑭頭頸部外科手術の助手をつとめることができる。⑮神経耳科疾患(めまい、突発性難聴、顔面神経麻痺)の治療を修得し実践する。Ⅲ.方略<プライマリケアとして>①指導医のもと外来患者診察法を学ぶ。②指導医とともに手術・検査の助手をする。③カンファレンスで発表する。<やや専門的な内容として(2年目に)>①共観医として入院患者の治療にあたる。②共観医として扁桃手術や副鼻腔手術を担当する。

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