H30年度初期臨床研修プログラム
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-144- 産婦人科研修カリキュラム Ⅰ.プログラムの一般目標(GIO) 将来の専攻にかかわらず医師としての最低限必要な産科及び婦人科の基礎的知識・診断技術を修得する。Ⅱ.行動目標(SBOs)1.産科 2.婦人科 3.産婦人科独特のシステムについて研修を深められたい。<プライマリケアとして>1.産科A)妊娠の診断について①女性の性周期、ホルモン状態について基礎知識の修得②超音波診断の修得(正常妊娠・異常妊娠・多胎妊娠)③免疫学的妊娠診断法の意義とその理解B)妊婦検診、周産期、産褥期の管理、新生児の管理①正常妊娠経過、正常分娩、産褥経過及び新生児の正常経過の修得②妊婦検診時の超音波検査の意義、CTGによる胎児評価の修得③妊娠時母体の血液学的、生理学的並びに内分泌学的所見の知識を修得④内科的合併症を有する妊婦の管理について修得⑤応急的な新生児仮死蘇生術の理解および技術の修得⑥ハイリスク妊婦(切迫早産・妊娠高血圧症・多胎妊娠等)の管理について理解、修得⑦産科救急疾患(前置胎盤・胎盤早期剥離等)の診断管理についての理解、修得⑧正常分娩直後の異常出血(頚管裂傷・弛緩出血等)の診断治療についての理解⑨分娩室における産婦、夫の心理の理解、助産業務に携わる助産師の業務内容についての理解2.婦人科①問診、内診、膣鏡診等の婦人科一般診察法により女性生殖器の異常所見の有無を診断できることを研修②経膣並びに経腹超音波診断により子宮及び子宮附属器の形態を正しくとらえ、かつその大きな異常所見を把握できることを修得③婦人科細胞診、病理組織診断の一般的な内容を修得④婦人科悪性腫瘍に対する診断治療について修得⑤婦人科感染症の診断と治療法につき修得⑥STDについて修得⑦婦人科良性疾患(子宮筋腫・良性卵巣腫瘍・子宮内膜症)の診断治療について修得⑧排卵障害、不妊症に関する内分泌検査の修得

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