H30年度初期臨床研修プログラム
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-124- 形成外科研修カリキュラム  Ⅰ.プログラムの一般目標(GIO) 形成外科は形態的・機能的再建を目的とした外科の一分野である。その対象は外表やその近傍領域などであり、頭髪から足の爪まで広範囲である。原因としても外表の先天異常、外傷、熱傷、腫瘍切除後の欠損・変形などと多岐にわたる。医療における形成外科の立場・役割を理解するとともに、基本的知識・技能を身に付ける。また、チーム医療の中の一員としての協調性を養成する。Ⅱ.行動目標(SBOs)<プライマリケアとして>①形成外科的診療法・記載法・治療法ができるようにする。②外傷等に対する各種縫合処置が適切にできるようにする。③表面外傷、顔面骨骨折などの診断・初期治療が適切にできる。④熱傷の診断・初期治療が適切にできる。⑤麻酔科、ICU、救命救急センターでの全身管理、重症救急外傷の対処法を研修する。⑥デルマトームによる採皮などの形成外科の基本手技を修得する。Ⅲ.方略①上級医の監督のもと、外来診察を行う。②入院患者の共観医として診療に参加する。③救急患者の処置に参加する。④上級医の指導・監督のもと助手、術者、麻酔医として手術に参加する。Ⅳ.経験すべき疾患<プライマリケアとして>①良性腫瘍②顔面挫創③顔面骨折Ⅴ.評価 全て観察記録

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