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院長のご挨拶

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 平成27年4月1日付けで大垣市民病院長を拝命致しました。当院は昭和34年に前身の西濃病院が市に譲渡されたことから始まり、現在では903床を有する県下随一の病院であり、平成26年集計では医師数203名、看護師696名、薬剤師49名、医療技術員169名など総勢約1600名のスタッフを有しています。これまでに3度大臣賞を受賞するなど、健全経営と地域医療への功績は国内でも高く評価されています。ひとえに歴代の院長の強いリーダーシップとそれに答える優秀で献身的な医療スタッフの努力があってこそだと思います。しかし医療を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、経営的にも、また医療安全の高まる要求にも、単一の病院としてではなく地域の中核病院として広い視野に立った医療サービスが必須です。当院は地域医療連携の柱として、かかりつけ医とともに各種クリニカルパスを用いたシームレスな医療の提供を行っています。最近ではインターネットを用いた地域医療連携(オーエムネットと称する)を大垣市を中心に展開していますが、病病連携においても今後積極的に利用したいと考えています。医師のみではなく薬剤師あるいは訪問看護師にとって患者さんの病状の把握には大変有用であり、かつ患者さん自身にとっても効率的な医療を享受できるツールであると言えます。

 平成19年に開設された入院せずに抗がん剤の治療が受けられる通院治療センターは今後ますます需要が増加する部署と考えています。現在30ベッドで対応していますが、拡充することでより多くの患者さんの生活の質が向上するものと思われます。平成24年から運用を開始した新救命救急センターは30の病床を有する県下でも最大級の施設であり、今後救急専門医師、看護師の増加によって救命医療の分野でさらなる発展を遂げることと思います。

 昨今の複雑化、多様化する医療業務においては医療クラークの存在は必要不可欠であり、コメディカルの一員として医師のみではなく医療担当者の激務を補助、軽減することで医療担当者はもっと患者さんの身近で、満足のいただける医療が提供できるようになるはずです。また、このような業務の分配化は高度な医療安全を担保しつつ、医療者の燃え尽き症候群予防にも効果的であると考えています。大切なことは医師、看護師、薬剤師、放射線技師、ME、医療事務など全ての医療スタッフが同一のヴィジョンを共有し、チームとして考え、行動できるかだと思います。大垣市民病院の全職員、そして当院を信頼されている地域住民の皆さまとともに、公正で高度な医療を提供する大垣市民病院を築いていくつもりです。温かなご支援、ご指導をよろしくお願い致します。

H27年4月 大垣市民病院長 金岡祐次