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院長のご挨拶

ais_kana.jpg 2018年 新年を迎えて  

 

 今年は何といっても診療報酬介護報酬の同時改定があります。医療経済はさらに厳しくなるでしょうが住民の信頼に応えるべく、職員一同『患者中心の良質な医療』の提供に邁進する覚悟です。

 当院は西濃地域の基幹病院としてこれまで様々な院内改革を行ってきましたが、他の病院、診療所との地域連携の進展・拡充にも努めてきました。国が進める『地域医療構想』はいくつかのハードルを越えて2025年に向かって少しずつですが形を見せ始めています。

 当院では急性期医療の充実のために、脳卒中に特化した休日夜間体制を敷いて、増加する脳梗塞、脳出血治療への専門家による早期対応を実施する予定です。

 また、地域がん診療連携拠点病院としてがん治療にも新分野の開拓をしていくつもりです。昨年から新たに導入した機器にて、がん遺伝子解析を一部院内で行っていますし、今後は遺伝子カウンセリングなどにも着手する予定です。

 これらの改革も地域医療連携があってこそ成り立つものです。高額な新薬、医療材料など高齢化社会に向かって治療費は青天井の状態です。歯止めをかけるためにも医療の効率化、すなわち集約化と連携が不可避です。

 これからは、病気の種類や病状に合わせて適切に医療機関を選択し、高度医療が必要な時は速やかに基幹病院へ紹介される、いわゆるネットワーク医療が医療サービスの根幹となります。従って急性期(重症な時期)を越えて回復期(安定期)に入ると、基幹病院から連携病院あるいは在宅へと速やかに移行していきます。役割分担を明確にすることで高密度な医療を提供することができ、結果として患者さん自身の状態に見合った安心で良質な医療を受けられることになります。

 基幹病院の役割のひとつとして『地域を育てる』があります。

 私たち大垣市民病院の職員は、病気を治すだけではなく、地域の皆さんとともに生き、お互いが健康に社会の一員として成長できるように今後とも努力してまいります。

病院長 金岡祐次