TOP > 病院案内 > 院長のご挨拶

院長のご挨拶

ais_sone.jpgais_inchoushimei.jpg

 平成24年1月に長年の悲願であった新救急救命センターが開設いたしました。2階部分に30床の救急病棟を配し、病院全体としては15床増え総病床数は903床(一般857床、結核40床、感染症6床)となりました。生体情報モニター重症部門システム、320列MDCTをはじめとする最新鋭機器を備え、24時間365日あらゆる病態に対応し得る体制が整いました。マグネット効果もあり高い志を持った救急専従医師も常勤専門医2名を含む5名となりました。と同時に活気あふれる職場と指導医に憧れ救急専門医を志望する研修医も増えています。救急医療の充実は地域住民の安心・安全にとって何よりも大切なものであり、ひいては地域そのものの付加価値を高めるものです。もとより高度な専門性が求められる昨今、救急医療は病院全体の機能を総動員して支えるものです。すべてを網羅し得る信頼に足る総合病院であらねばなりません。「ようやくスタート地点に立てた」との思いで更なる充実に努めていきます。

 さて医療再編・機能分化にむけた「社会保障と税の一体改革」の中で当院の進むべき道は西濃地方の地域中核病院であるとともに高度専門病院・高度急性期病院です。DPCデータによれば、過去5年間における年間新規入院患者数の全国ランキングでは年による変動はあるものの並みいる大学病院を抑え19位から31位の間に位置しています。また各種DPCデータにより算出された係数により分類されたDPC医療機関群ではいち早く高診療密度病院II群に認定されました。これは「高度医療の診療実績」の指標とされ大学病院80病院をI群、I群に準ずるかそれ以上の90病院をII群としそれ以外の約1300病院をIII群と分類したものです。H24年4月に初めて厚労省より告示されました。これらの生データは全てインターネットに公表されており、巷にあふれる病院ランキング本と異なり客観性のある差別化指標です。厚労省の改革プランによればII群病院はもう少し増加するはずですが、大枠は決められており今後は病院間の生き残りをかけた激しい競争が予想されます。診療報酬と連動した政策誘導によりIII群病院の役割はおのずと限られたものとなります。実績に基づいた見直しが随時なされることより、当院もこのII群から脱落することのないよう常に進化し続けねばなりません。

 当院のH25年度からの5カ年中期計画の概要は以下の如くであり、そのビジョンは「地域住民が望むマグネットホスピタルの構築」です。主要施策としては①患者サービスの向上②安定した経営の確保③人材の定着と確保④地域連携の強化⑤高度急性期医療の充実であります。うちH25年度に着手する主なものとしては十分な機能とスペースを有する院内保育所を併設した鉄筋8階建ての医師・看護師寮の新設、インターネット回線を介した医療情報共有システム(OMネットと呼称)の運用開始、ハイブリット手術室及び鏡視下専用手術室の増改築等があります。

 病院としての総合力を向上させるにはまだまだやらねばならぬことは山積しています。健全経営を維持しつつ着実に実現していきたいと願っております。職員、関連各位はもとより、当院をご利用いただいている地域住民の皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いします。

H24年12月